犬のしゃっくりとは?
犬のしゃっくりは、人間と同じく横隔膜(おうかくまく)の痙攣によって起こります。横隔膜は胸とお腹を隔てる筋肉で、呼吸の際に重要な役割を担っています。この筋肉が痙攣すると「ヒック」という独特の音とともにしゃっくりが発生します。
ほとんどの場合、犬のしゃっくりは30分〜3時間程度で自然に治まるため、大きな害はありません。ただし、頻繁に起こる場合や長時間続く場合は注意が必要です。
犬のしゃっくりの主な原因
犬のしゃっくりは、大きく分けて以下の原因があります。
- 急な飲食による胃の拡張
食べ物や水を一気に飲み込むことで、胃が急に膨らみ横隔膜を刺激します。 - 呼吸器系の疾患
肺炎や気管支炎、喘息などで横隔神経や迷走神経が刺激される場合。 - 脳や神経系の異常
脳腫瘍など中枢神経のトラブルによっても起こります。 - 年齢による違い
- 幼犬:寄生虫などによる消化器疾患が原因のケースも
- 高齢犬:消化不良やガスの蓄積で横隔膜が刺激される場合
犬のしゃっくりを止める方法
犬のしゃっくりは自然に治まることが多いですが、早く止めたいときは以下の方法があります。
- みぞおちを手のひらでゆっくり押し上げる動作を数回繰り返す
- 水を少しずつ飲ませる
- 鼻の穴を軽く塞ぎ、一瞬だけ息を止めさせる(やりすぎ注意)
※人間のように「驚かせる」方法はあまり効果がありません。
予防のポイント
- 食事は一気食いを防ぐため、小分けにして与える
- 大きな塊を飲み込ませないよう、食事の形状を工夫する
- 運動直後の大量の水分摂取を避ける
「しゃっくり」と間違えやすい症状
犬の飼い主が「しゃっくり」と誤認しやすいのが**逆くしゃみ(咽頭痙攣)**です。これは犬が鼻を大きく鳴らしながら空気を吸い込もうとする症状で、数秒〜数分で治まります。
逆くしゃみの対処法は以下の通りです。
- 唾を飲み込ませる(舌に軽く触れる)
- のどや胸部をやさしくマッサージ
- 鼻孔を一瞬塞ぐ
異常なしゃっくりや逆くしゃみが続く場合は、動画で症状を撮影して動物病院に見せると診断がスムーズです。
(監修:NPO法人アニマルワン)
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