Q1. 猫の顎や鼻のまわりが黒くなってきました。これは何が原因ですか?
A. 最も多い原因は「猫ニキビ(顎ニキビ)」です。
猫の顎や鼻のまわりが黒く見える場合、皮脂や角質が毛穴に詰まって起こる猫ニキビの可能性が高いと考えられます。
黒い点やフケのように見えるものは、毛穴に溜まった皮脂や角質です。
顎の部分はグルーミングが行き届きにくく、体質や生活環境の影響を受けやすいため、猫ニキビができやすい部位とされています。
Q2. 黒いフケのようなものは、こまめに取ってあげた方が良いですか?
A. 爪で取る・引っ掻くのは避けてください。
爪で黒い汚れを引っ掻いて取ると、皮膚に傷がつき、
炎症や細菌感染を悪化させるリスクがあります。
ケアを行う場合は、
- 清潔なガーゼやコットン
- ぬるま湯や獣医師に指示された消毒液
を使い、優しく拭き取る程度に留めましょう。
ゴシゴシこするのは逆効果です。
Q3. 同じ毛色の姉妹猫には症状がありません。体質の問題でしょうか?
A. はい、体質が関係するケースは少なくありません。
猫ニキビは、
- 皮脂分泌の量
- 毛穴の詰まりやすさ
- ストレス耐性
など、個体差(体質)による影響が大きい皮膚トラブルです。
同じ環境・同じ血縁でも、症状が出る猫と出ない猫がいます。
Q4. 猫ニキビは自然に治ることもありますか?
A. 軽度であれば改善することもありますが、再発しやすい病気です。
初期の猫ニキビであれば、環境改善や適切なケアで落ち着くこともあります。
ただし、症状が進行すると、
- 赤く腫れる
- しこりができる
- 痛みが出る
といった状態になることもあり、再発を繰り返しやすいのが特徴です。
そのため、症状が軽快しても、しばらくは注意深く観察することが重要です。
Q5. 猫ニキビ以外の皮膚病の可能性はありますか?
A. はい、他の皮膚疾患の可能性も考えられます。
黒いフケ状のものが見られる場合、以下の病気が隠れていることもあります。
- ノミの糞やノミアレルギー性皮膚炎
- 真菌(カビ)や寄生虫
- 食物・環境アレルギー
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス性皮膚炎
特にノミアレルギーでは、首や背中の脱毛や湿疹を伴うことがあります。
Q6. 動物病院を受診した方が良い目安は?
A. 次のような症状があれば、早めの受診をおすすめします。
- 赤みや腫れが出ている
- しこりが硬くなっている
- 触ると痛がる
- 症状を繰り返す
- 黒い部分が広がってきた
皮膚病は見た目だけで判断が難しいため、
自己判断せず、動物病院での検査・診察が安心です。
まとめ
猫の顎や鼻のまわりが黒くなる症状は、猫ニキビであることが多い一方、
他の皮膚疾患が原因の場合もあります。
- 無理に取らない
- 清潔を保つ
- 変化があれば早めに受診
これが、猫の皮膚トラブルを悪化させない基本です。
(監修:NPO法人アニマルワン)
Nature Cottage Akabeko のご紹介

裏磐梯の豊かな自然に囲まれた「Nature Cottage Akabeko」は、
ペットと泊まれるプライベートコテージとして人気の宿泊施設です。もちろん愛猫さんも一緒に宿泊できますのでご安心ください。
四季折々の絶景と、静かな時間を楽しめる環境で、ペットとの旅行をより特別な思い出に。
▶ 詳しくはこちら:Nature Cottage Akabeko公式サイト

