愛犬との散歩中、「リードを引っ張らないと歩いてくれない」「自分から進んで歩こうとしない」といったお悩みを抱える飼い主さんは少なくありません。特に子犬や初めて散歩に出る犬の場合、このような行動はよく見られます。本記事では、犬が散歩を嫌がる原因と、リードトレーニングの方法を詳しく解説します。
健康面に問題がないかをチェック
まず確認すべきは健康状態です。特に大型犬では股関節形成不全などの関節疾患があり、痛みから散歩を嫌がることがあります。また、小型犬やシニア犬では心臓病や肺水腫による呼吸の負担、肥満による体の重さも散歩を嫌う原因となります。定期的に動物病院で健康診断を行い、体調に問題がないか確認しましょう。
心理的な理由で散歩を嫌がるケース
健康に問題がなくても、次のような理由で外に出ることを嫌がる犬もいます。
- 外の音や人、車などに恐怖を感じている
- 飼い主との散歩自体に不安を覚えている
- 暑さや悪天候による不快感
犬にとって散歩は本来楽しい時間ですが、それを上回るほどの「怖い・嫌な経験」があると、リードを引かれても歩こうとしなくなります。
子犬のリードトレーニングの方法
特に子犬は外の世界に慣れていないため、「散歩=楽しい」と感じさせる工夫が大切です。
- まずはリードをつけず、安全な場所でおやつ(トリーツ)やお気に入りのおもちゃを使って慣れさせる。
- リードをつけたら、飼い主の横でおやつを見せながら数歩歩き、ついてきたら褒めて与える。
- 徐々に歩く距離を伸ばし、追いかけて遊ぶ要素を取り入れることで「歩くこと=楽しい」と学習させる。
- トリーツは「正しい行動を覚えるためのサポート」。自信がつけば自然と飼い主の横を歩けるようになります。
この繰り返しにより、犬は「飼い主の横を歩くといいことがある」と学習し、無理なく散歩を楽しめるようになります。
まとめ
リードを引っ張らないと歩かない犬には、健康面・心理面の両方の要因が隠れていることがあります。まずは体調に問題がないか確認し、子犬であれば外の世界を楽しい場所だと感じさせることが大切です。無理やり歩かせるのではなく、犬が「飼い主と一緒に歩きたい」と思えるような関係性を築いていきましょう。
(監修:NPO法人アニマルワン)
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