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補助犬と盲導犬の違いとは?種類と役割をわかりやすく解説

犬と暮らす

「補助犬」と「盲導犬」、どちらも人と共に働く犬を指す言葉ですが、その意味は同じではありません。
この記事では、補助犬・盲導犬・介助犬・聴導犬・救助犬など、人の暮らしを支える犬たちの違いと、それぞれの役割について解説します。


■ 補助犬とは?3種類の働く犬たち

「補助犬」とは、身体障害者補助犬法によって定められた、身体に障がいをもつ方をサポートする犬のことを指します。
大きく分けて次の3種類があります。

  1. 盲導犬(視覚障がい者をサポート)
  2. 聴導犬(聴覚障がい者をサポート)
  3. 介助犬(肢体不自由者をサポート)

これらの犬たちは、国や厚生労働省が指定した育成団体で訓練・認定を受けた犬のみが「補助犬」として正式に認められます。


■ 盲導犬・聴導犬・介助犬の違い

それぞれの補助犬には、異なる特性と役割があります。

盲導犬

視覚障がいのある方が安全に歩行できるようにサポートする犬。
主にラブラドール・レトリバーゴールデン・レトリバーなど、穏やかで従順な性格の大型犬が多く採用されます。

聴導犬

聴覚障がいのある方に音を知らせる犬。
ドアベル、赤ちゃんの泣き声、火災警報などを飼い主に伝える役割を持ちます。
国内外で雑種犬の採用が多く、動物保護センターから引き取られた犬が活躍することもあります。

介助犬

肢体不自由のある方の生活を支援する犬。
落とした物を拾う、ドアを開ける、車いすを引くなど、日常生活を助けます。
小型犬から大型犬まで、人の状況に合わせて多様な犬種が訓練されています。


■ 救助犬・活動犬との違い

補助犬以外にも、人と共に働く犬たちはたくさんいます。
たとえば、救助犬は災害現場や遭難地で人命を救助し、活動犬はフリスビー競技や牧羊など、運動量が多い作業をこなす犬のことを指します。
警察犬や猟犬、軍用犬も含め、人と社会を支えるために働く犬たちが存在します。


■ 補助犬になるための条件

補助犬として活動するためには、認定団体による訓練と審査を通過する必要があります。
訓練では、犬自身の性格や能力が重視されます。

  • 盲導犬・介助犬:声による指示に従う能力
  • 聴導犬:必要な音に敏感で、雑音には反応しにくい能力

いずれも「従順で温厚」「社会性が高い」「集中力がある」といった性格が求められます。


■ 社会の中で補助犬に出会ったら

補助犬たちは、公共施設や交通機関への同伴が法律で認められています
見かけた際には、むやみに触れたり声をかけたりせず、仕事中であることを理解して見守りましょう。
彼らは飼い主にとって“命を預けるパートナー”であり、日々の生活を支える大切な存在です。

(監修:NPO法人アニマルワン)


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