猫と暮らす 猫の特徴・性質

猫は孤独なハンター|本能としての「狩り」行動と遊びの関係とは?

猫と暮らす

猫の狩猟本能は止められない

猫は生まれつき「狩りの本能」を持つ動物です。
この本能は空腹とは関係なく、遊び感覚の“狩り”=遊び狩りとして日常的に見られる行動です。隠れて忍び寄り、一気に飛びつき、仕留める。この一連の動作に猫は本能的な満足感を覚えるのです。

特にペットの猫は、飼い主とオモチャで遊ぶ中でもこの狩猟本能を発揮します。獲物を捕まえると小躍りするような姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか?

猫はどうやって獲物を狩るのか?待ち伏せとタイミングの妙技

猫は単独で獲物を狩る「孤独なハンター」です。
ネズミや小鳥などの小動物の匂いに敏感に反応し、通り道で待ち伏せをして獲物を狙います。とくに授乳期の母猫は狩猟能力が高まるといわれています。

ネコのハンティングスタイルは以下のような特徴があります。

  • 低い姿勢で身をひそめながらゆっくり近づく
  • 動きを止め、耳を立てて音に集中する
  • 横から飛びかかり、前足で押さえてツメで仕留める

このような本能的動作は、オモチャ遊びの中にも見られます。成功すると嬉しそうに体を丸めて跳ねる様子は、まさに喜びを表す仕草です。

狩りをしても食べない猫、その理由とは?

人からエサをもらっている飼い猫の多くは、実際に狩りが成功しても獲物を食べないことがほとんどです。これは「遊び狩り」であり、満たされない狩猟本能を解消するための行動と考えられています。

しかしこの遊び狩りが、環境に与える影響も無視できません。

たとえば・・・

  • 英国では、庭に来る鳥の6%が猫に捕獲されているという報告あり
  • オーストラリアでは猫の狩猟による生態系への影響が深刻化し、猫の管理法が施行

こうした背景からも、飼い主は愛猫の「狩りの本能」を理解し、適切な遊びや環境を提供することが求められています。

飼い猫の狩猟本能を満たすためにできること

猫は本能的に狩りを求める動物です。たとえ室内で暮らしていても、その衝動は完全には消えません。
だからこそ飼い主としては、以下のような遊びで「遊び狩り」を代替し、猫の本能的欲求を満たしてあげることが重要です。

  • 狩猟本能を刺激するおもちゃ(羽根・ネズミ型など)を活用
  • 一緒に遊ぶ時間を定期的につくる
  • 成功体験を与えるような動き・工夫を加える

これにより、猫のストレスや過剰な捕食行動を抑えることができます。

(監修:NPO法人アニマルワン)


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