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【愛犬の熱射病対策】しっかり準備して一緒にキャンプへ行こう!

犬の病気・ケガ

こんにちは!Nature Cottage Akabekoです。相談者さんからご質問いただきました。

相談者さん
相談者さん

犬とキャンプに行く予定ですが、犬が万が一熱射病の予防法とその対応方法について教えてください。

では、【愛犬の熱射病対策】しっかり準備して一緒にキャンプへ行こう!というテーマで解説します。(監修:NPO法人アニマルワン)

愛犬が熱射病にかかった時の症状例

熱射病は緊急を要する事態です。よくある原因としては、自動車の中に放置する、高温多湿の中で激しい運動をする、直射日光の中で放置される、コンクリートやアスファルトからの照り返しを受け続けるなどがあげられます。

先天的に気道疾患や発作を持っている場合などは、特に注意が必要です。熱射病になると、呼吸困難となり激しいあえぎがみられます。脈拍も速くなって舌や粘膜が鮮紅色となり、唾液も粘りが強くなり濃くなってきます。多くの場合に嘔吐や下痢もみられます。

この段階でショックをおこすと唇や粘膜は灰色となり、最後は昏睡状態に陥り死に至ることもあります。

愛犬が熱射病にかかった時の対処法

当然、犬の体温は上昇していますから、犬の体温を下げる処置を緊急にしなければなりません。キャンプ地であれば風通しの良い日陰に移動させることですが、近くに冷房が効いた屋内があるのであれば冷房の効いた部屋に移動をするようにしてください。

犬が水を飲めるようであれば、どんどん与えるようにします。脱水状態にある場合は、飲み水を与えても効率的に吸収できないことがあるので、吸収のしやすいナトリウムの含んだスポーツドリンクがあればスポースドリンクを与えるほうが効果的です。軽い症状であればこの段階で改善されてきます。

とにかく体温を下げるために、水をかけたり、冷水を張った浴槽に入れたり、水で濡らしたタオルを犬の体にかけたりすることです。濡れた体を扇風機にあてるのも効果的です。

また、お酒などのアルコールを含んだものがあれば、お酒を体に塗る方法も効果的です。アルコールが気化すると時に体温を奪ってくれます。

水で濡らしたタオルを犬の体にかける場所としては、首や大腿の付け根の静脈部分を冷やすようにしてやるとより効果的です。注意点としては、冷水を張った浴槽に入れる場合は2分以内にすることです。毛細血管が収縮したままになると、体全体の熱を下げることが困難になってしまいます。また、冷やしすぎは低体温症を引き起こすこともあることも覚えておいてください。

発作が落ち着いたら至急動物病院に連れていくようにします。体温を下げずに慌てて動物病院に連れて行くことだけを考えていると、その間に症状が悪化してしまうことがありますから、まずは体温を下げることを優先させてください。

まとめ

熱射病の多くは飼い主の管理責任によって引き起こされるもの。天下での激しい運動に注意することです。特にキャンプ地やドッグランなど、日頃遊ぶことの出来ない環境にいった場合は、犬も興奮して体調もわからず遊び過ぎてしまうことが考えられます。

勝手に犬を自由に遊ばせるのではなく、充分に熱射病には飼い主が注意を払ってあげることが大切です。そして、充分な飲み水が飲めるようにしてください。

気温が40度近くになり、周囲の気温が犬の体温に近くなると、あえぎ呼吸により体内の温かい空気と周囲の冷たい空気を交換して冷却効果を発揮している犬にとっては、この効果が薄れてきてしまいます。(人間は汗をかいて冷却効果を発揮していますが、犬は肉球以外では汗をかきません。) 

また、自動車に長時間放置することは、日陰であっても夏場は避けたいものです。窓を少し開けていても自動車の室内はかなり高温になります。キャリーケースを利用する場合にも、できるだけ風通しの良いものを選ぶようにしてください。

余談かもしれませんが、肥満の犬はそうでない犬と比べ熱射病になりやすいことがわかっています。もし、あなたのワンちゃんが肥満であるようならば、是非、熱射病予防もためにもダイエットをさせることをお勧めします。

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